マイニングエクスプレスは「2倍になるまでお金が増えるよ」と勧誘が行われる中で、「怪しい」「ヤバそう…」と感じる人も大勢いらっしゃるでしょう。
本当に稼げるならやってみたいものですが、損はしたくありませんよね?
そこで今回はなぜマイニングエクスプレスは怪しいと言われるのか?そしてその真相はどうなのか?調査をしました。
最後まで目を通して頂ければ、マイニングエクスプレスに投資するべきかどうか判断できるでしょう。
- マイニングエクスプレスは怪しいの?
- 結局のところ詐欺なの?
- 稼げる可能性は?
先に結論を申し上げておくと、マイニングエクスプレスは完全に詐欺とは言い切れないが限りなく怪しいのが現実。
稼げる可能性もありますが、関わっている人物に危険なニオイがするため、投資は控えた方が賢明でしょう。
ぜひ参考にしてみてください。
マイニングエクスプレスとは
マイニングエクスプレスとは主にマイニングとレンダリング事業を展開しています。
マイニングとレンダリング事業の収益を投資家へ分配する仕組みです。
マイニング事業
そもそもマイニングエクスプレスとは、世界最大級を誇るアルトコインのマイニングプールをウクライナで運営する企業です。
▼マイニングとは?←クリックして表示
マイニングは、日本語で「採掘」とも言われる言葉です。
ビットコインなどの仮想通貨には、銀行のような中央機関は存在しません。
その為、誰が誰にビットコインを送ったなどの取引データをユーザー同士が管理する仕組み。
取引データ(トランザクション)をまとめたものをブロックと言い、ブロックを承認する作業をマイニングと言います。
そして、マイニング作業を行った人は、報酬として新規発行された仮想通貨を受け取れるのです。
そのマイニングには自分でマイニングマシンを用意する「ソロマイニング」、共同でマイニングを行う「プールマイニング」、マイニング会社に運用から管理を全て任せる「クラウドマイニング」と言われる種類があります。
マイニングを行う上で最も重要となるのが“電気代のコスト”。
その点ウクライナは、世界で見ても電気代が5番目に安くマイニングに適した環境があるようですね。
ユーザーはマイニングエクスプレスに投資することで、マイニング報酬の一部を還元してもらえます。
マイニングを行うには通常高性能なマシンが必要となり、個人で行うのは非常に高いハードルがあります。
その点企業に出資することで、代わりにマイニングを行ってくれるサービスが「クラウドマイニング」というわけですね。
“ビットサンズ”や“マイニングシティ”も同じようなクラウドマイニングサービスを展開しています。
マイニングエクスプレスでは運営者自らが全世界のマイニング施設を視察し、独自のマイニングマシン、冷却マシン、管理システムを完備しているとのこと。
マイニング以外の事業も展開
マイニングエクスプレスは、ATM事業やレンダリング事業、医療大麻、ソフトウェア開発なども手掛けているようです。
中でも2021年現在は、レンダリング事業が収益の柱となっている模様。
レンダリングを簡単に言うと、CGなどに色や陰影をつけたしリアリティの高いものにする技術です。
マイニングに使用するGPUというマシンの一部をレンダリングに利用することで、効率的に収益を上げられるとのこと。
マイニングエクスプレスは怪しい
マイニングエクスプレスが詐欺かどうか今の段階ではわかりません。
もしマイニングエクスプレスが傍から見て完全に詐欺であれば、投資する人などいないでしょう。
そうではなく、傍から見て「詐欺だ」と判断できないからこそ、投資する人がいるのです。
ただ、マイニングエクスプレスは怪しく、投資するにはリスクが高めなのは事実。
その理由は次の5つです。
□マイニングエクスプレスが怪しい理由
- ポンジスキームの可能性あり
- 創業者が詐欺事件に関与
- 提携企業の実態が不明
- 世界最大級のマイニング会社はウソ
- 配当はEEXコイン
一つずつ見ていきましょう。
ポンジスキームの可能性あり
マイニングエクスプレスは、一部ユーザーの投資金をそのまま配当として流用している可能性があるのです。
このような仕組みをポンジスキームと言い、紹介報酬制度によって多くの投資家から資金を集めることで配当の支払いもまかなっています。
なぜポンジスキームの可能性があるかといえば、マイニングエクスプレスと同じ仕組みの投資案件が“ポンジスキーム”と認定されているため。➡クリックして表示
また、実際に事業でどのくらいの利益を上げているのか不透明である点も、ポンジスキームが疑われる理由です。
「事業でこれだけ稼いでいるので、しっかり配当は払えますよ」という証拠を示してくれればユーザーにとって親切ですが、そうしないのは何か理由があるのかもしれませんね。
あえて証拠を示さないのではなく、“示せない事情がある”可能性もあるでしょう。
創業者「カルロスフジヤマ」が詐欺事件に関与
マイニングエクスプレスの創業者カルロスフジヤマは、D9クラブという詐欺事件の日本支部トップを務めていた経歴があります。
この経歴が事実だとする証拠もありますので、中々にヤバイ人物がマイニングエクスプレスのトップということになりますね。
「カルロス D9クラブ」と検索してみても、悪評の嵐。
D9クラブは他にも、「泉忠司」や「湯田陽太」と言った悪名高い人物が勧誘を行っていました。
「D9クラブで顔と名前が知られてるし、また怪しいビジネスなんてするかな?」という意見もありますが、こういった界隈の人は何度でも怪しいビジネスに手を出すものです。
提携企業の実態が不明
マイニングエクスプレスの公式と思しきサイトでは、「エヌティックホールディングス」という企業と提携している旨が記載されています。
ただ、「エヌティックホールディングス」を検索してみてもその実態はわからないまま。
綴りが不明ですので、「NTIC」で検索してみても目ぼしい情報は確認できませんでした。
28のグループ企業であれば、かなりの大企業なはずですが不思議ですね…。
世界最大級のマイニング会社はウソ
マイニングエクスプレスの公式サイトのアクセスを国別で見てみると、99%が日本からのアクセスだと判明しました。
つまり、マイニングエクスプレスの“海外での知名度はほぼゼロ”だと考えて良いと思います。
世界最大級のマイニング会社という情報もありましたが、おかしいですね…。
計画的に日本人のみをターゲットとしている可能性も十分ありそうです。
配当はEEXコイン
マイニングエクスプレスの配当は全てEEXコイン(イーサリアムエクスプレス)で支払われます。
EEXコインはイーサリアムエクスプレス財団が発行している仮想通貨です。
同財団はマイニングエクスプレスと業務提携を行い、自社システムを提供しています。
現在、EEXコインはマイニングエクスプレスのマイニング報酬の支払い通貨としてだけ使われています。
何か特別な機能は持っていないので、EEXコインの利用用途が増える見込みありません。
マイニングエクスプレス以外では価値のない仮想通貨なので、今後どう転ぶかわからないです。
マイニングエクスプレスの勧誘実態
マイニングエクスプレスは「確実に2倍になる」という謳い文句で強引な勧誘が行われています。
(ヤフー知恵袋より引用)
ちなみに「絶対」や「確実」という言葉を用いて投資勧誘を行うことは違法になりかねません。
勧誘を受ける立場からすれば、「絶対儲かる」なんて言われたら怪しいと感じてしまいますよね。
また、マイニングエクスプレスの販売員は紹介報酬が欲しいので、あの手この手で勧誘しようと嘘まで吐いていました。
もちろん全ての人が勧誘で嘘を伝えているのではなく、一部の悪質の人が嘘つきなだけです。
中には「芸能人もマイニングエクスプレスに投資している」と言った言葉で勧誘をしている人もいるとか。
しかし、マイニングエクスプレス側は嘘情報を公式に否定せず、悪質な勧誘を黙認しています。
実際には、下記の嘘情報を使った勧誘がありました。
・EEXコインはイーサリアムからハードフォーク
・Forbes5月号に載る
・EEXコインを2020年末までに300ドルに上げる
この他にも嘘ではないにしても信用ならない情報で勧誘されていました。
投資は情報が命なのに、不正確な情報で勧誘を行うなんて言語道断です。
しかも嘘の情報をもとに投資して損失が出ても返金対応すらしてくれません。
マイニングエクスプレスは資産2倍まで最低2年必要
マイニングエクスプレスは怪しいと評判ですが、中には「稼げるならやってみたい」という方もいらっしゃると思います。
結論から言うと、マイニングエクスプレスは元本回収を回収するのに約1年、謳い文句通り資産を倍にするには2年必要。
ちなみにマイニングエクスプレスはマイニングだけではなく、レンダリングという事業も展開。
レンダリングで得られた利益もユーザーへ還元されています。
マイニングとレンダリングの収益を合算ということになりますが、約8%の月利が出ているようです。
例として1,200ドルのプランで考えてみましょう。
1,200ドルの8%なので96ドルが毎月受け取れます。
1,200÷96をすると、約12.5か月で元本回収、倍の25か月で資金が2倍に。
銀行に預けるよりは良い利回りですが、若干の物足りなさは感じてしまいますよね。
ただ、アルトコイン投資を平行で行えば、スムーズに元本回収を終えることもできるかもしれません。
アルトコインの急騰予測を行うサービスもあり、利用者の中にはすでにマイニングエクスプレスの元本分を回収している方もいるようです。
マイニング報酬が激減する可能性もある
現時点でマイニングエクスプレスが実際にマイニングを行っているのは確実ですが、いずれ配当が激減する可能性もあります。
イーサリアムやイーサリアム上にあるトークンの取引履歴、マイニング状況が確認できるイーサスキャンというサイトを確認してみると、マイニングエクスプレスが実際にマイニングしているのが確認できます。
ちなみにこれはブロックチェーン上に刻まれているものですので、不正や改ざんは不可。
「実は運用すらしていなかった…」という心配は必要なさそうですね。
しかし、いつまでもまともにマイニングが続く保証はありません。
ポンジスキームと認定されたビットクラブも、最初だけはしっかりとマイニングを行っていましたが、次第に配当は減り最終的には元本回収不可能となってしまいました。
つまり、マイニングエクスプレスもマイニング報酬が激減する可能性があるということです。
マイニングエクスプレスが飛ぶ可能性
先に結論から言うと、マイニングエクスプレスは近い内に倒産する可能性が高いです。
もしかしたら毎月の報酬の一部は、皆さんから預かった資金を流用しているかもしれません。
実際の経営状況は自転車操業で、ポンジスキームじゃないと出せない超高配当になっています。
マイニング事業やレンダリング事業だけで月利8%という超高配当を出し続けられません。
実際に計算してみると、月利8%が1年間続くと、元本が複利によって2.5倍にまで膨れ上がります。
もし5年間マイニングを続けたら、元本は1000倍に増えます。
本当に月利8%を出せるのなら、投資家から資金を集めず、自分たちでやれば相当儲かります。
それと銀行から資金調達すると金利は数%なので、みなさんから資金を集める必要は本来ありません。
そもそもマイニング事業なら日米の上場企業もやったので、銀行から資金を借りられるはずです。
それなのに超高配当を謳い文句にする背景には、銀行には言えないリスクを抱えているからでしょう。
飛ぶ前に現れる予兆
マイニングエクスプレスが絶対に飛ぶと断定できませんが、いくつか飛ぶ前兆があります。
前兆①毎月の報酬が激減する
毎月のマイニング報酬が激減する背景には、経営状況の悪化があります。
継続して報酬を支払えないので、報酬を減額してマイニングを延命しようと試みます。
それでも報酬が下がるようなら、事業を維持できなくなって飛ぶのも時間の問題でしょう。
前兆②報酬の支払いが滞る
マイニングエクスプレスにとって、報酬の支払いは生命線です。
安定したマイニング報酬を出せるから投資家を集客でき、追加の資金を調達できます。
報酬の支払いが滞ると新規の投資家が集まりにくくなるので、何とか食い止めたいはずです。
それでも報酬がストップするとしたら、事業を維持できないほどの問題が発生した時だけです。
そんな状況に陥いると皆さんから預かった資金も返せないまま飛ばざるおえないでしょう。
前兆③不自然な巨額損失が出る
マイニング事業を維持できなくなるほどの巨額損失が前触れもなく出ると飛ぶ前兆となります。
もともとマイニングエクスプレスはマイニング事業以外にも事業を運営しているので、見えない所で損失を抱えている事業がありません。
その他にも仮想通貨の暴落によって、巨額損失が出る可能性もあります。
配当の仕組み
すでに触れているように、マイニングエクスプレスは「クラウドマイニング」を展開しています。
ユーザーはマイニングエクスプレスへ出資することによって、配当を受け取ることができるのです。
マイニングエクスプレスの配当は全て独自通貨であるEEXコインによって支払われます。
また、マイニングエクスプレスでは友人や知人を紹介することでも報酬を得ることが可能。
アメリカでは一般的なマーケティング手法ですが、日本ではマルチ商法などと言われ印象が良くないのが現実ですね。
MLM(マルチレベルマーケティング)を取り入れていることも、怪しいと評判になる一つの要因でしょう。
マイニング報酬
マイニングエクスプレスでは全5つのプランがあり、好きなプランを選び投資可能。
100ドル、500ドル、1200ドル、5000ドル、20000ドルとなっており、出資額に対して最大2倍の利益が得られるということです。
仮に5000ドルのプランへ投資した場合、5000×2で10000ドルを得られる計算ですね。
ダイレクトボーナス
友人や知人を紹介することで利益が還元される仕組みです。
このダイレクトボーナスの利率は、自分が購入したプランによって変動します。
たとえば、自分が5000ドルのプランへ投資している場合、6%が還元されるという具合ですね。
バイナリーボーナス
自分の下に左右それぞれ組織を配置し、小さい方の組織から6%~10%が還元されます。
毎日更新時間に計算され、USDで支払われるということです。
その他キャリアプランやメガマッチボーナスなど、報酬制度は多岐に渡っています。
メガマッチボーナス
メガマッチボーナスとは、自分のツリー内の人がバイナリーボーナスを受け取るたびに発生する報酬です。
ツリー内部の人のマイニング報酬の6%~10%が追加の報酬として手に入ります。
あなたがバイナリーボーナスのツリー内のトップで、トップの真下に左右2人配置される人が「Level1」です。
その「Level1」の人が新たに紹介者を作ってツリーの下に配置すると、その人は「Level2」となります。
キャリアプラン
キャリアプランでは一定の条件をクリアするとポジションが与えられます。
上位のポジションになれると、1000万円以上の高級車が賞品としてもらえます。
勧誘すれば勧誘するほどリターンが大きくなる傾向があります。
マイニングエクスプレスの調査まとめ
クラウドマイニングを展開するマイニングエクスプレス。
2021年1月現在月利8%前後出ている状況ですが、創業者カルロスの真っ黒な経歴を考えるとリスキーであることには違いありません。
「確実にお金が2倍に増える」と強引な勧誘している人もいるようですし、全て鵜呑みにしない方が良さそうですね。
それにマイニングエクスプレスへの投資金が2倍になるまで2年必要ということを踏まえると、もっと短期間で効率的に稼げる投資法を検討してみてもいいかもしれません。
2022/03/22
4
情報弱者は火がついてしまうと、論理的に物事を考えることが出来なくなるみたいですね。マイニングエクスプレスやジュビリーエースの会員を見るとわかりやすいかと思います。
2022/03/22
4
マイニングエクスプレスに関わってた東京本部の某幹部が、実際にはウクライナでマイニングしていた事実は無いとのことです。これは裏が取れています。完全に詐欺案件でしたね。
2022/03/22
3
詐欺団体だったんでしょ?詐欺とは言い切れないとかじゃなくてきっちり詐欺だった。被害者も居るしどうしようもなくなったEEX抱えてる人もいるだろうから、同じようなことがおこらないように逮捕しちゃってほしいね。
2022/03/18
3
結局コインズビット相手に裁判してたのかな。EEXは出金されず終わったし、多分今後も出金される見込みがないだろうって思うといくら入ってたにしろ泣きたい気持ちにはなりそう。ろくなもんじゃないな。
2022/03/18
4
ウクライナ情勢についての声明文出してたけど、配当約束するとしても口だけなんだろうな。詐欺の常套手段だし、流石にもう信者も目が覚めてるでしょ。
2022/03/18
4
マイニングエクスプレスがこんな状態なのに、アバター2は予定通り公開できるんですね。やっぱり無関係でした。もちろんみんなわかってましたけど(笑)ホント嘘ばっかりですね。
2022/03/18
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キロヴォフラート約150kmのボズネセンスクに第7親衛空挺師団が到達。ムィコラーイウ東岸は第20親衛自動車化狙撃旅団が占拠。マイニングファームに電力を送ってる南ウクライナ原子力発電所もヤバイので、事業再開はほぼ無理そう…。
2022/03/18
4
ロシアのウクライナ侵攻で完全にマイニングエクスプレスには返金対応・問い合わせが出来ないっていう良い言い訳を与えてしまったんだろうな。もう飛んだとは言え腹立たしい。
2022/03/18
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返金はこの経済状況ではありえないでしょう。返金を求めるのなら会社ではなく紹介相手に対して請求しましょう。しかし、リスクを説明されたのなら回収は難しいでしょうね。
2022/03/18
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マイニングエクスプレスの会社から回収しますって言ってるオープンチャットがあるらしいですが、どうやって回収するか具体的に教えてもらいたいですね。弁護士に依頼して回収するってことですかね?全員に行き渡ることは無いと思いますし、時間がかかるのでは??