モナコインは国産仮想通貨として日本人から人気を集めるアルトコイン。
価格が上がる将来性があるならば買ってみたいものですが、「むやみに手を出して損をしたくない」というのが正直なところでしょう。
そこで今回はモナコインの将来性を徹底調査し、2021年を含めた今後の値上がりの可能性に迫ります。
最後までご覧いただければ、モナコインに投資するべきかどうかの判断材料となるでしょう。
- モナコインってどんな仮想通貨?
- 価格が上がる可能性は?
- モナコインに将来性はあるの?ないの?
- 価格が上がるならどんな時?
先に申し上げておくと、モナコインに将来性はなく、短期的に高騰する可能性はあっても、中長期的に値上がりする可能性は低いと言えます。
モナコインに投資しようか考えている方は、ぜひ参考にしてみてください。
モナコインとは
モナコインの基本について解説していきますが、「もう知ってる」という方は、「モナコインに将来性があると言われる理由」まで読み飛ばしてください。
モナコイン(MONA)は、2013年に誕生した日本発の仮想通貨です。
「にちゃんねる」掲示板で有名なアスキーアート「モナ―」がモチーフ。
モナコインはコミュニティ内での投げ銭など、オンライン上での取引に使用されることを目的とした仮想通貨です。
その為、投機目的で作られた仮想通貨ではなく、小額のお金をやり取りする決済手段となります。
モナコインが日本発ということもあり、根強いファンがいてコミュニティも盛り上がっています。
モナコインの開発者とされるWatanabe氏は、元々ライトコインのマイニングプールである「2chpool」の運営や管理をしていた技術者ということでした。
マイニングプールとは?←クリックして表示
マイニングプールはマイナー(採掘者)が複数集まり、マイニングを行う仕組み。
マイニングは新たなブロックを生成し、その報酬として仮想通貨を手に入れる行為のことです。
マイニングの役割は「仮想通貨の新規発行」と「取引の承認」。
つまり、取引が安全なものか監視する代わりに、報酬を受け取れます。
ちなみに日本発の仮想通貨としては他に「c0ban」や「なんjコイン」といったものもあります。
モナコインの特徴

モナコインには大きく分けて3つの特徴が挙げられます。
□抑えておきたいモナコインの特徴
- ビットコインに比べて送金スピードが早い
- 世界初「Segwit」を採用
- アトミックスワップ
ビットコインに比べて送金スピードが早い
モナコインの送金スピードは90秒で、ビットコインの600秒と比較するととても早いのが特徴です。
モナコインのベースとなっている「ライトコイン」でも、約150秒ですからいかに早いかご理解いただけるでしょう。
とはいえ、送金スピードという点でいえば、XRP(リップル)やXLM(ステラルーメン)の方がより優れています。
世界で初めて「Segwit」を採用
Segwitとは、送金が詰まってしまった際の問題点を解決する技術のこと。
ビットコインなどの通貨よりも先に、モナコインが採用している点は技術的にも評価できるポイントでしょう。
ただ、実装されたのが2017年ですから、2020年現在で見ればそれほど真新しい技術ではありません。
アトミックスワップ
アトミックスワップとは、取引所など第三者を介すことなく、個人間で直接通貨を交換する技術のことです。
取引所に資産を預けず個人間で取引が完結するということもあり、セキュリティが向上するメリットがあります。
また、第三者に個人情報を提供する必要がなく、匿名性が高く個人情報保護の観点でも効果的といえるでしょう。
モナコインに将来性があると言われる理由

モナコインについてネットで検索すると、「将来性がある!」という内容の記事がほとんど。
ではなぜモナコインに将来性があると言われているのか、整理していきましょう。
コミケの市場規模が大きい
モナコインは日本の掲示板、2ちゃんねる発祥の仮想通貨。
2ちゃんねると言えば、オタク文化の聖地として有名ですよね。
世界的に見ても、日本のアニメや漫画を含めたオタク文化は知名度が高いといえます。
それにオタク文化の集大成「コミケ(コミックマーケット)」での決済手段として、モナコインが使われ始めている事実も。
2019年冬のコミケでは、4日間で70万人を超える来場者が訪れ、その市場規模は150億円以上と言われています。
近年では著名な芸能人がコスプレ姿で登場するなど、世間からの認知度も増してきているのです。
また、日本人だけではなく、海外からの来場者も多く、日本のオタク文化の注目度の高さがうかがえますよね。
もし今後モナコインがコミケ内での基軸通貨になることができれば、さらに取引量が増し価格上昇にも繋がっていくでしょう。
利用用途が豊富
実際モナコインは現在、様々な用途で使われています。
商品を買う決済手段として、モナコインが使えるお店があるのです。
また、Amazonギフトカード、iTunesカードを購入したり、秋葉原のメイドカフェで決済することも可能。
「にちゃんねる」というサイト発祥の仮想通貨ですし、インターネットやゲーム上で決済手段として広まる可能性も十分あるでしょう。
モナコインは投げ銭としての特徴も持ち、Monappyというモナコインのオンラインウォレットサイトでユーザー間でやり取りができます。
コミュニティの活動が活発
モナコインは「にちゃんねる」発祥ですが、モナコインちゃんと言われるキャラクターも採用されており、缶バッジやキーホルダーなど、様々なグッズも販売されています。
また、モナコインやその他の仮想通貨が決済として利用できる「モナバー」というお店も過去に出店されていました。
国産通貨ということですし根強いファンも大勢いますので、今後もさらなる盛り上がりが期待されています。
次にモナコインに将来性があるという情報は真実なのか?真相に迫っていきましょう。
モナコインは将来性がなく長期的な値上がりは難しい
上記のように「モナコインは将来性がある」という意見もありますが、現時点で期待できるのはあくまでも短期的な上昇のみ。
残念ながらモナコインに中長期的に値上がりするような将来性はありません。
その理由が次の3点です。
□長期的な値上がりが厳しい理由
- 海外での知名度が低い
- 開発の進捗が不透明
- 相次いでサービス終了
海外での知名度が低い
日本生まれのモナコインは、海外から見るとマイナーな通貨です。
その証拠にコインマーケットキャップの取引状況を見ると、全体の95%が日本円をペアとして取引されています。

それに海外からは「ライトコインのコピー」という意見もある模様。
仮想通貨の格付けを行っている機関ワイスレーティングやTOKENINSIGHTでモナコインを見てみると、「評価なし」や「8段階中5番目のB」という辛口評価です。

ちなみにライトコインは「B-」と「BBB」という評価なので、海外ではモナコインよりもライトコインが評価されているのが現実。
開発の進捗が不透明
一部からモナコインは開発が進んでおらず、放置されているという声も上がっています。
そのような発言が出る要因は、モナコイン関連のサイトが更新されていないところ。
例えば、モナコイン開発の支援を行うMONACOIN FUNDATIONは2015年の更新を最後に途絶えています。
ただ、直近でモナコインの開発に動きも確認できています。
仮想通貨の開発ツールであるGithubというサイトで、モナコインの更新が行われている模様。
また、モナコインプロジェクトのTwitterアカウントから「今後開発者が増えていくであろう」という発言も確認できています。
モナコインは今、古い体制から新しい体制へと生まれ変わろうとしている最中と捉えられるでしょう。
とはいえ、他のアルトコインと比べ積極的に情報発信が行われていないのは事実です。
相次いでサービスが終了
モナコインはTwitter上で気軽に相手に投げ銭が行える「tipmona」を展開していましたが、2019年にサービスが終了しています。
また、ツイキャスでモナコインの投げ銭ができるサービスも2019年に終了しているのです。

モナコインの活用の場が広がるどころか、むしろ減ってしまっているのが現実。
以上の3点からも、現時点でモナコインが中長期的に値上がりしていく可能性は低いと考えています。
もし仮想通貨で稼ぎたいのであれば、初心者が月に424万の利益を得たサービスを検討してみてもいいかもしれません。
モナコインの価格に影響を与える出来事
もしモナコインが値上がりするとしたら、どのようなことが要因となるのか?
ここもしっかりと抑えておきましょう。
半減期
また、モナコインは2020年の8~9月頃に半減期を迎えると言われていました。
半減期とは?←クリックして表示
半減期は仮想通貨のマイニングでもらえる報酬が半減する時期を指します。
マイニングの報酬を減らすことで新規発行のスピードを遅くし、供給過多にならないようにしています。
仮想通貨では半減期を設定することによって、希少性を高めると同時に価値を保っているのです。
一般的に半減期前後にかけて価格が上昇するといわれていますので、2020年8月頃が一つのポイントとなりそうですね。
また、2020年の次は2023年にモナコインの半減期が予定されています。
活用の場の普及
2020年5月現在、モナコインが決済手段として利用できる店舗は55店舗あったようですが、2021年1月現在わずか9店舗でしか利用できません。[出典:MONAMAP]
上述の通り、「コミケ」や実店舗での決済が普及していけば値上がりに繋がる可能性はあるでしょう。
また、モナコインを投げ銭するという文化がさらに日本に広まれば、取引量の増加も見込めますね。
取引所上場
2019年5月国内の大手取引所コインチェックに上場した際、モナコインの価格は急騰しています。

今までの傾向でいくと、取引所への上場のタイミングでは価格が急騰していますので、今後その機会があれば急騰も見込めそうですよね。
特にバイナンスなど世界でも大手の取引所へ上場できれば海外からの注目も一気に増し、多くの資金流入も期待は持てます。
それでは果たして、モナコインがバイナンスに上場する可能性はあるのでしょうか?
バイナンス上場の可能性は残されている
モナコインのバイナンス上場が実現すれば、高騰に繋がるでしょう。
そして、世界最大の仮想通貨取引所バイナンスに上場する可能性はゼロではありません。
その理由は2つ。
□バイナンス上場の可能性がある理由
- 日本のユーザーを離したくない
- バイナンス上場を待ち望む声が多い
日本のユーザーを離したくない
日本人マネーが多数流れている現状を踏まえると、バイナンスは日本人ユーザーを離したくはないでしょう。
というのも現在ビットコインのトレードに使われている法定通貨で、2番目に多いのが日本円なんです。

それにバイナンスは、すでに日本に進出する動きを見せています。

日本市場における戦略的パートナーシップのために、ヤフージャパン子会社のZコーポレーション、TAOTAOと交渉を開始
[@binanceより引用]
また、一度は日本語対応をやめていたバイナンスですが、2021年1月現在は日本語サポートを復活しています。
ここからもバイナンスが日本人ユーザーを離したくないのが良くわかるでしょう。
バイナンス上場を待ち望む声が多い
モナコインは日本でも人気のあるアルトコインの一つということもあり、海外資金の流入を期待する声も少なくありません。
[@Fit77095898より引用]
[@v0nsNLHwlmAAgSSより引用]
バイナンスが日本人ユーザーを離したくないのであれば、待ち望む声を受けて上場が果たされる可能性もあるでしょう。
それでは次にモナコインが過去にどんな要因で高騰してきたのか、整理しておきます。
モナコインの過去の値動きと要因
モナコインのこれまでの最高値、高騰した時期について要因を踏まえて整理しておきましょう。
2017年10月:ビットフライヤー上場により高騰
それまで50円~60円で推移していたモナコインですが、10月2日のビットフライヤー上場が影響し、一時700円を超える急騰を見せました。

上昇率にすると1000%を超え、最高値を更新しています。
2017年12月6日:過去最高値更新
過去最高値は2017年12日6日の2,203.68円です。
2017年末と言えば、仮想通貨バブルの真っただ中ですから、ビットコインの上昇に吊り上げられたと言えますね。
また、アメリカで展開するbitFlyer USAにモナコインが上場するのでは?という思惑もあり、過去最高値を更新しています。

2018年1月19日:アトミックスワップ成功により急騰
SNS上にアトミックスワップの成功が報告され、それを多くのメディアが取り上げたこともあり、モナコインの価格は大きく上昇しています。

2019年5月31日:コインチェック上場のニュースで急騰
それ以外にも、2019年5月31日のコインチェック上場発表によって、モナコインの価格は前日比20%急騰しています。

また、直近でいえば、2020年1月17日にも24時間比で25%上昇。
モナコインは比較的ボラティリティが大きいとも言われていますが、今後急騰のチャンスはあると言えるでしょう。
モナコインの評判
実際、モナコインに対してどんな評判が集まっているのか、SNSでのユーザーの声を見てみましょう。
まずはこちら、
「日本の宝」という最高の褒め言葉が出ていますね。
次にこちら、
やはりユーザーとしても「海外での知名度」という部分は引っかかっているようですね。
モナコインのニュース
ここでモナコイン関連のニュースについてまとめておきます。
2020年9月9日:モナコイン半減期終了
2020年9月9日日本時間4時頃にモナコインの半減期が終了しました。
半減期は取引の承認を行う人(マイナー)の報酬が文字通り半分になる時期ですが、半減期前後は価格の上昇が期待できると言われています。
今回の半減期でマイニング報酬は25MONAから12.5MONAに減りました。
以上を踏まえて日足チャートを見てみると、まだ下降トレンドを継続中です。

チャート上の白いラインを上に抜けられるかどうかが直近の課題となりそうですね。
ちなみに東京オリンピックが開催されることでモナコインの高騰に繋がるという意見もありましたが、コロナウイルスの影響で延期が決まりました。
過去のニュース一覧↓↓クリックして表示↓↓
2020年9月3日:半減期まで1週間を切る
モナコインは半減期を9月8日に控えており、ついに1週間を切りました。
モナコイン半減期カウントダウンサイトによれば、8日の22時頃を予定しているようです。
そこで日足チャートを見てみると、見事に下がっていますね。

8月1日には3月以来の最高値228円を記録しましたが、そこから下落し9月3日現在は171円前後を推移しています。
半減期を控え上がるだろうとも言われていただけに、モナコインの将来性に失望の声も聞こえる現状。
2020年8月2日:3月の暴落から2倍超えの高騰
モナコインは世界的なコロナ不況の影響もあり、3月には一時100円を下回る暴落を記録しました。
ただ、そこから価格を上げ、8月2日には228円台まで回復。

その背景にあったのは、仮想通貨市場全体の盛り上がりです。
同時期のビットコインのチャートを見ても、モナコインと同じ変動をしているのが確認できました。

モナコインにとって好材料が出ているというわけではありませんので、ビットコインの上昇に影響されたと考えられますね。
モナコインは8月末~9月頭に半減期が予想されますので、ここからの値動きにも注目です。
2020年3月13日:2分の1以下になる大暴落
国産通貨として根強いファンを持つモナコインですが、2020年2月19日から4回に分けて大きく下落しています。

DMM Bitcoinでレバレッジ取引が開始という好材料もあり、一時300円に届きそうな勢いでしたが、一転し105円前後まで価格が下がっています。
同時期にビットコインも暴落していますので、その影響を受けたと考えるのが自然でしょう。
2020年1月29日:DMM Bitcoinにて今後レバレッジ取引が開始される
2020年1月29日 DMM Bitcoinにて、今後モナコインのレバレッジ取引が開始されるという情報が確認できました。
仮想通貨のレバレッジ取引とは、証拠金を取引所の口座に入れることによって、その数倍の取引も可能になる仕組み。
稼げる可能性が増すとともに、損失に繋がる可能性も増してしまいますので注意が必要です。
実際の取り扱い開始は、2020年2月19日(水)週次メンテナンス後の18時00分よりということです。
【出典:DMM Bitcoin】
このニュースの発表によって、モナコインの価格は値を上げています。

モナコインを購入できる取引所
2020年2月現在、モナコインを購入できる取引所は下記の通りです。
・bitbank.cc(ビットバンク)
・Fisco(フィスコ)
・Zaif(ザイフ)
・bitFlyer(ビットフライヤー)
・BitTrade(ビットトレード)
・Bittrex(ビットレックス)
・コインチェック
主に日本国内の取引所を中心にモナコインの取引が行われています。
モナコインの将来性についてまとめ
「にちゃんねる」発祥の国産通貨モナコイン。
海外においては知名度の高くない通貨ですので、今後いかに知名度を上げていけるかが価格上昇のカギとなりそうですね。
その上でも日本が世界に誇るオタク文化、コミケでの決済手段として普及することも重要です。
今後モナコインが海外の大手取引所に上場するようなことがあれば、中長期的な値上がりにも期待は持てるでしょう。
もっと効率的に稼ぎたいという方は、海外のアルトコイン投資を視野に入れてみても良いと思います。
中には初心者であっても月に424万円の利益を得たという話も聞きます。
真相を調査した記事もありますので、興味があればご覧になってみてもいいかもしれません。
2022/06/15
自民党がモナコインを認知してるらしい
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ほんとモナコイン界隈は才能溢れてるから見てるだけでも面白い。
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