Lightning FXはビットフライヤーの仮想通貨FXサービスです。
仮想通貨FXが利用できる取引所は国内だけでも複数あるので、どこを使ったらいいのか正直わかりませんよね。
そこで今回はLightning FXと他社取引所を比較、Lightning FXのメリット・デメリットを解説していきます。
国内・海外含め、ビットコインFXをやるならばどこが安全かつお得に利用できるのか知っておきましょう。
Lightning FXの特徴
まずLightning FXの特徴3つを抑えておきましょう。
- ビットコイン取引高国内一
- 高セキュリティ
- デモサイトを利用可能
ビットコイン取引高国内一
Lightning FXは国内大手の仮想通貨取引所ビットフライヤーが運用しています。
ビットフライヤーはビットコイン取引量国内ナンバーワンを掲げている取引所です。
取引量が多い=ユーザー数が多いと判断しても差し支えないでしょう。
ユーザー数の多さは取引所の安全性を見極める基準の一つです。
ちなみに同じく国内大手取引所のコインチェックと比較すると、1日の取引高は2倍以上あります。
厳しい審査をクリアし、国内取引所の中でも多くのユーザー数を獲得できているのはLightning FXの強みです。
高セキュリティ
Lightning FXはセキュリティの高さに定評がある取引所です。
ビットフライヤーは「セキュリティ・顧客資産保護」を最優先に運営を行うと表明しており、アメリカ政府が採用しているようなセキュリティ強度の高いシステムを採用しています。
また、顧客と会社が保有するビットコインは80%以上がネットワークから切り離されたコールドウォレットに保管され、24時間体制の監視システムによって守られています。
Lightning FXは顧客資産保護に力を入れた安全性の高い取引所といえます。
デモサイトを利用可能
通常取引所を開設しないとトレード画面を見ることはできませんが、Lightning FXではデモサイトが公開されており登録前に利用できます。
実際にトレードを行うことはできませんが、雰囲気を掴む意味で試しに利用してみてもいいかもしれません。
Lightning FXと他社取引所の決定的な違いは、トレード画面内に仮想通貨に関する最新ニュースやチャットが表示されるところです。
仮想通貨はニュースによって良くも悪くも価格が大変動することが多いので、最新ニュースを追うことで価格の急変動を予測することもできます。
Lightning FXはトレードをしつつ最新ニュースも確認できるので、非常に使い勝手はいいですね。
チャットでは他のLightning FXユーザーによる相場考察などが語られているため、自分にはない視点を取り入れる機会にもなるでしょう。
Lightning FXのデメリット
高いセキュリティ強度を誇っている一方、Lightning FXにはデメリットもあります。
メリットとデメリットを天秤にかけ、自分に合っていると思える取引所を選んでいきましょう。
- 取り扱い通貨数が少ない
- レバレッジ最大2倍
- 取引が止まる可能性
取り扱い通貨が少ない
DMMビットコインが11種類の仮想通貨でFXトレードできる一方、Lightning fxではBTC-JPYペアのわずか1種類しかFXトレードに対応していません。
ビットコインよりもアルトコインの方がボラティリティ(値動き幅)が大きく、上手く投資すれば稼げる可能性は高くなります。
選べる通貨の選択肢が少ないということは、それだけで機会損失になる可能性も大です。
レバレッジ最大2倍
Lightning fxだけに限ったことではありませんが、法改正の影響で国内の仮想通貨取引所では最大レバレッジが2倍までとなりました。
以前は4倍までのレバレッジをかけられていたことを踏まえると、レバレッジ取引をする旨みが減ったことになります。
50万円の資金を元手に100万円を動かすか、200万円を動かすかで利益も大きく変わってきますからね。
取引が止まる可能性
Lightning fxにはサーキットブレーカーという制度があり、取引が一時中断される可能性もあります。
サーキットブレーカー制度が発動するのは、誤発注等によって価格の急変動が生じた時です。
Lightning fxでは上下20%以上の価格変動が起こったタイミングでサーキットブレーカーが発動します。
仮にポジション保有中にサーキットブレーカーが発動した場合、取引中断中はポジションを決済することもできません。
仮想通貨FXの場合はサーキットブレーカーがロスカットに繋がる可能性もゼロではないのです。
また、サーキットブレーカーによって生じた損失に対して補償はありません。
Lightning FXの使い方
ビットフライヤーのLightningはFX専用ではなく、現物と先物取引も行えます。
通常のビットフライヤーが販売所形式で売買が行われるのに対し、Lightningは取引所形式で板取引できるという違いがあります。
販売所と取引所の違いとは?クリックして表示
販売所形式は取引所を相手に売買をする一方、取引所形式はユーザーを相手に取引を行います。
販売所は欲しい時にすぐ買えるというメリットがありますが、買値と売値に差(スプレッド)があるので割高感があるのです。
一方取引所はユーザーを相手に取引を行うので、場合によっては成立までに時間を要することもありますが、手数料を抑えられるメリットがあります。
ここではビットフライヤーのLightningでのFX取引のやり方に触れていきます。
Lightning FXの見方
まずLightningの上部メニューから「FX」を選択し、「BTC-FX/JPY」をクリックし画面を切り替えます。
画面左側にチャートがあり、チャート上部の「1分」を選択すると、時間足を変更できます。
パソコンの場合はチャート上で左クリックをすると、チャートに水平線を引けます。
チャートの右側には「板」が表示されており、上が買い板下が売り板です。
板には「ビットコインがいくらの時、どのくらいの数量売買したいのか」が表示されています。
画面左下に自分が発注した注文履歴と保有ポジション、右下はこれまでの取引履歴が表示されています。
実際に注文を行うのは注文板右側の注文画面から行います。
Lightning FXの注文方法
Lightning FXでの注文方法は大きく分けて次の3つです。
IFDやOCOという注文方法もありますが、複雑なのでまずは成行、指値、逆指値注文をマスターすることをおすすめします。
- 成行注文:現在の市場価格で注文する
- 指値注文:現在価格よりも好条件で売買注文
- 逆指値注文:現在価格より悪条件で売買注文
成行(なりゆき)注文は、すぐに売買を成立させたい時に利用される注文方法です。
使い勝手のいい注文方法ですが、価格が急変動した際意図する価格で売買成立ができないデメリットもあります。
指値注文は基本的に好条件でのエントリー、または利益を確定させる際に利用されることが多い注文方法です。
例えば、100万円でビットコインを買い、200万円で売りたいと思ったらあらかじめ200万円に指値注文を入れておきます。
ビットコインが200万円になった時点で自動的に売買が成立するのでチャートを見張っておく必要はありません。
逆指値注文は俗に言う損切り注文のことです。
100万円で購入し200万円で売りたいと思っていたビットコインが逆に値下がりしてしまった場合、損切り注文を入れておくことで損失が膨らむのを回避できます。
注文方法を選択したら、売買したいビットコインの数量を入力。
続けてビットコインの価格がいくらの時に売買したいのかを入力します。
最後に「買い」か「売り」のボタンクリックすれば注文完了です。
注文が無事に確定(約定)すれば、建玉の欄に保有ポジションが表示されます。
Lightning FXでポジションを決済するには同量のビットコインで反対注文(買い⇔売り)を入れる必要があります。
Lightning FXは現在新規登録できない
Lightning FXは2021年5月現在、新規登録に制限をかけており、Lightning FX/Futuresは今からの新規利用はできません。
2020年5月1日に施行された「金融商品取引法」改正に伴い、2020年5月1日以降の新規利用に制限をかけているためです。
そもそもレバレッジ取引を提供するためには、「第一種金融商品取引業者」に登録する必要がありますが、ビットフライヤーは現在「みなし」扱いで正式に登録されていません。
今後ビットフライヤーがLightning FXの新規利用を再開するには、「第一種金融商品取引業者」に登録されることが条件です。
とはいえ、登録には内部整備も必要になり莫大なコストがかかってきます。
以前までレバレッジ取引を提供していたコインチェックは、法改正に伴いレバレッジ取引から撤退しています。
Lightning FXがどうなるかは未知数なので、仮想通貨FXに挑戦したいならば他の取引所を検討した方が良いでしょう。
次の項目で仮想通貨FXをやる上での取引所選びのポイントについて触れていきます。
仮想通貨FXの取引所を選ぶポイント
お得かつ安心に仮想通貨FXをやる上でまず抑えておきたいのは次の5点です。
- 最大レバレッジ
- 手数料
- 追証の有無
- 入金キャンペーンや手数料割引の有無
- 取引高の多さ
最大レバレッジ
取引所によって最大でどのくらいレバレッジをかけられるかは大きく変わってきます。
そして、最大レバレッジは効率的に稼げるかどうかの指標です。
もちろん最大レバレッジでトレードを行うのは稀かもしれませんが、トレード手法に選択肢が広がることが重要です。
国内取引所では最大レバレッジが2倍に統一されましたが、海外取引所の中には500倍までレバレッジをかけられる所もあります。
手数料
仮想通貨FXではスワップポイント(レバレッジ手数料)と呼ばれる手数料が必要になります。
Lightning FXのスワップポイントは1日あたり0.04%、毎日午前7時に確定します。
スワップポイントは大体の取引所で0.03~0.1%の間です。
追証の有無
追証の有無が取引所を選ぶ最大の決め手と言ってもいいでしょう。
FXは取引所によって追証(追加証拠金)という仕組みがあり、損失が一定以上膨らむと追加で証拠金を入金する必要が出てきます。
Lightning FXなど国内のビットコインFX取引所は追証システムがあり、海外取引所の多くは追証がありません。
つまり海外取引所を利用した方が損失リスクを抑えられる可能性は高いです。
基本的には追証のない取引所を選ぶようにしましょう。
入金キャンペーンや手数料割引の有無
海外取引所を中心に、新規登録や入金額に応じてボーナスがもらえる場合があります。
新規登録すると3000円、10万円以上入金すると3万円もらえたりと初期資金を増やすには持ってこいです。
また、月間の取引量に応じて手数料が割引されるケースもあり、頻繫にトレードするほどお得感が増していきます。
取引高の多さ
取引所の取引高が多いほど多くのユーザーが利用していることになります。
多くのユーザーが利用している取引所であれば、信頼度も高く安心して利用可能です。
それに極端に取引高が少ないと、注文を出しても成立しないことにもなりかねません。
取引の基本はユーザー同士の売買なので、売買相手がいなければトレード自体できないというわけです。
意図した注文を成立させる意味でも、取引高のある人気の取引所を利用するようにしましょう。
Lightning FX以外のおすすめ取引所5選
結局どこの取引所がいいのか、筆者が選んだおすすめ取引所を5つご紹介しましょう。
- DMMビットコイン
- バイナンス
- クリプトGT
- BTCMEX
- bybit
DMMビットコイン
海外の取引所はちょっと不安という方は、国内取引所の中でも人気のDMMビットコインがおすすめです。
DMMビットコインは取り扱い通貨数が国内ナンバーワン。
土日も含めた365日サポート対応があり、初心者でも安心して利用できます。
ただ、国内取引所ということもあり、最大レバレッジは2倍までです。
さらに追証システムがあるため、場合によっては元本以上の損失を被る可能性もあるので注意が必要です。
追証:有
最大レバレッジ:2倍
キャンペーン・ボーナス:新規登録で1000円プレゼント
バイナンス
バイナンスは世界最大手の仮想通貨取引所です。
日本語に対応しているということもあり、日本人からも絶大な人気を誇っています。
リスク管理・セキュリティ面も申し分なく、日本人でも安心して利用できる取引所です。
しかし、ロスカットルールが100%と高めに設定されているので証拠金管理が重要です。
追証:無
最大レバレッジ:125倍
キャンペーン・ボーナス:独自通貨でトレードすれば手数料割引
クリプトGT
クリプトGT最大の特徴は最大レバレッジ500倍です。
1万円の元手で500万円分のトレードができることになります。
その分リスクも高くなりますが、上手く投資すれば爆発的に資産を増やせるでしょう。
追証もなく、日本語にも対応、頻繫にキャンペーンを実施しているので日本人に人気です。
追証:無
最大レバレッジ:500倍
キャンペーン・ボーナス:初回入金額の80%相当ボーナス(上限30,000円)
FTX
FTXは飛躍的にユーザー数を獲得し、2020年~2021年にかけて最も勢いのある取引所です。
FTXはデリバティブ取引所として有名で、商品数の多さは取引所界一と言えるかもしれません。
追証もなく、日本語にも対応しており、定期的にキャンペーンを実施している点も人気の理由です。
追証:無
最大レバレッジ:101倍
キャンペーン・ボーナス:新規登録で3,000円ボーナス有、期間限定で手数料割引有
bybit
Bybitは仮想通貨FXに特化した取引所で、ビットコインFXだけではなく全取り扱い通貨でFXトレード可能です。
Trading Viewという高性能チャートを採用していることもあって自由度が高く、自分の好みのスタイルにカスタマイズも可能。
テクニカル分析に利用できるインジケーターの種類は100種類以上で、初心者から上級者まで不自由なく利用できます。
また、ボーナスやキャンペーンを頻繫に実施しており、中には最大10万円のボーナスが受け取れるキャンペーンもあります。
追証:無
最大レバレッジ:100倍
キャンペーン・ボーナス:初回入金ボーナス有
「Bybitの評判・口コミから利用するべき取引所か調査」
FXの自動売買システムが使える取引所
海外取引所の中には仮想通貨FXで自動売買が行える取引所もあります。
自動売買ツールはあらかじめ決められたロジックに沿って自分の代わりにトレードを行ってくれるサービスです。
上手く利用すれば効率的に稼げる可能性は高いです。
FTX
FTXは「BitCopy」というコピートレードシステムを利用できます。
コピートレードは特定人物のトレードをマネして売買を行う投資手法です。
bitcopyには500名以上のトレーダーが所属しており、所属トレーダーの中から好きな人を選びビットコインFXができます。
直近の投資成績ランキングも見ることができる他、どのようなトレードスタイルなのかもわかるので、自分に合ったトレーダーを見つけることも難しくはありません。
中にはこれまでに800万円以上稼いでいるトレーダーもいるので、稼げる可能性の高い自動売買ツールと言えるでしょう。
『bitcopyは優秀なトレーダーのコピートレードができるサービス』
bybit
bybitはFTXと同じく「Bitcopy」が利用できる他、「はむとれ」という日本人に人気の自動売買ツールも利用できます。
はむとれはビットコインFXを中心に仮想通貨FXを自動で売買してくれるツール。
数百を超える投資戦略の中から自分の投資スタイルにあったものを選び利用できます。
一部は無料でも利用できますので、試しに使ってみるのもありかもしれません。
『はむとれは人気のビットコインFX自動売買ツール』
Lightning FXのまとめ
Lightning FXは2021年5月現在、新規登録不可のため今から利用することはできません。
追証がなく損失リスクを抑えられることを考えると、仮想通貨FXは海外取引所を利用した方がお得かつ安全にトレードできます。
キャンペーンやボーナスを積極的に行っている取引所も多いので、利用を検討してみてもいいでしょう。
Lightning FXのメリット・デメリットから使い方まで解説