2020年5月16日、シンガポールの政府系投資会社「テマセク」がリブラ協会へ参加を明らかにしました。
23兆円運用のシンガポール国有ファンドがリブラ協会に参加https://t.co/MkHmBy6ai2
— CoinPost -仮想通貨情報サイト- (@coin_post) May 16, 2020
テマセクはシンガポール政府が所有する投資法人で、国内外で積極的な投資活動を展開しており、その運用資金は2160億ドル(約23兆円)にのぼるということです。
シンガポールは近年、ブロックチェーンのアジア拠点として著しく成長している国。
そのシンガポールへの対応はリブラのカギとされていましたが、今回政府系投資会社の参加という結果によって、リブラ構想がシンガポールに認められたという形になりそうですね。
引き続きリブラの進捗に注目していきたいと思います。
2020年4月19日、世界各国からの規制に対応する形で、リブラが方針転換を認めたようです。
フェイスブックの仮想通貨リブラ、大幅な方針転換認める 中央銀行デジタル通貨との連携を視野にhttps://t.co/9UY6nGzuMD
— コインテレグラフ日本版(Cointelegraph Japan) (@JpCointelegraph) April 16, 2020
フェイスブックが昨年立ち上げたリブラ協会は、新たに異なる法定通貨に裏付けられた複数のステーブルコイン開発を計画しているということ。
たとえば、あるリブラは米ドルに、別のリブラはユーロなどに裏付けられるということですね。
リブラは発表当初、複数の法定通貨に裏付けされた単一ステーブルコインを狙っていましたが、世界各国からの批判に譲歩する形となりました。
今回大きな方向転換をしたことで、リブラは今後どうなっていくのでしょうか。
新たに動きがあれば、追記してお伝えしたいと思います。
国境のないグローバル通貨の発行を目指すリブラプロジェクトですが、リブラ協会からの脱退が相次いで確認できました。
マスターカード(Mastercard)、ビザ(Visa)、電子オークションを手掛けるイーベイ(eBay)、決済サービスを提供するストライプ(Stripe)、そしてメルカドパゴ(Mercado Pago)は、フェイスブック(Facebook)の主導するリブラ協会から脱退。
【NEWS】Visa、Mastercardなど大手5社、フェイスブックの仮想通貨リブラから脱退濃厚 https://t.co/bOO9sT4nnk
フェイスブック社が構想する仮想通貨リブラへ、パートナー企業として参加しているとされていたVisa、Mastercardなど計5社が、リブラ協会から脱退すると報道された。
— NEXTMONEY@仮想通貨・ブロックチェーンメディア (@nextmoneyCrypto) October 14, 2019
リブラ発行によって国際金融の秩序が乱れ、マネーロンダリングに使用されるリスクがあるという点に批判が集まっていますが、今回脱退した企業も国を敵に回したくないという意思の表れだと言えるでしょう。
プロジェクト発表当時、大企業の参加によってリブラに大きな注目が集まっていましたので、今回のニュースは大きな痛手となりそうですね。
2020/05/19
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ビザとかマスターカードとかが脱退したのは痛手
最近は存在感も薄れてきたしこのまま消えてなくなりそうな気もするな(笑)
2020/05/16
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リブラがいくら普及しようとも価格が上がらない仕組みなんですね 安定しているのはいいことですが投資して儲けようという考えは適さないでしょう
2020/04/03
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当初のリブラプロジェクトの構想はとても面白いと思う。
でも発展途上国とかはリブラを発行することで法定通貨が機能しなくなるリスクもある。
マネーロンダリングのリスクももちろんあるし。
2020/03/29
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なんだかんだ途中で頓挫しそうな雰囲気が出てきましたね。まあ国を敵に回したくないだろうし、リブラ協会に参加した企業も強くは出られないですよね。