株投資家 田中 敏之の正体
「田中 敏之 株」などと検索すると、素晴らしい経歴を持つ凄腕投資家として紹介されています。
ネットの記事によれば、Firstrade Securitiesで証券投資部門のマネージャーを務めた後、JPモルガン・チェースのアセット&ウェルス・マネジメント部門でゼネラルマネージャーを務めたようです。
経歴だけを見ると至極真っ当な投資家という印象を受けますが、実態はその真逆でした。
理由はとてもシンプルなので、田中 敏之という投資家は実在しない可能性が濃厚なんです。
まずはこちらをみていただきたいのですが、左の画像が田中敏之として紹介されているもの。
名前は伏せますが、右が日本の大企業で課長を務めていた方です。
驚くことに右の方は田中敏之とは別の名前で紹介されていました。
つまりどちらかが偽りの経歴を語っていることになります。
詳しく調べてみると右の方の経歴はたしかに確認が取れたので、田中敏之は他人の画像を流用しありもしない経歴を語っている可能性が高いわけです。
同じようなLINE投資グループが最近流行っていますが、私は調べる限りどのグループも「先生役を語る人物は実在しない」ということが明らかになっています。
ネット上に上がっている田中敏之を絶賛する記事は、どれも自作自演の記事だと思った方がいいでしょう。
田中 敏之は最終的にFXへ誘導か
田中 敏之からは最初、優良株情報を教えますよ!というニュアンスで話が来たりしますが、最終的に誘導されるのはFXや仮想通貨です。
同じようなLINE投資グループをこれまでいくつも見てきましたが、これはどれも共通しています。
やつらは自分たちでFX・仮想通貨業者を立ち上げ、実在しない先生で業者への入金を迫ってくるという流れです。
今回の田中 敏之についても例外ではなく、Firsts取引所(FirstStone Investments)という業者への誘導を行っていることが確認出来ています。
ご丁寧にFirsts取引所のサイトにも教育担当として記載されていました。
もちろんこのFirsts取引所(FirstStone Investments)はまともな業者ではありません。
Firsts取引所の評判は最悪
念のためFirstsの評判についても調べてみましたが、当然「詐欺」「入金してはいけない」という意見ばかりでした。
みなさんおっしゃっている通り確実に詐欺です。
そしてこのサイトはセキュリティベンダーにマルウェアと判定されているサイトで4ヶ月くらい前に作られたものです。
まだ入金もしていないのでしたらすぐに抜けましょう。サクラと本物の被害者区別がつけられないと思いますが、抜け出す前にニュース記事など貼り付けて行けば消される前に読んでくれる人はいると思います。
私もグループ入っていましたが、入金のスクショで名前が違ってたり怪しさ満点でした。個別にくるLINEは片言の日本語で中国人です。
面白いからしばらく見ていましたが、詐欺ですね。
でも最初リップルいっぱい貰えたのはラッキーでした。
「Discover financial services(DFS)に日本支社は存在しなかった…」
「江原淳一朗を調べたら架空の経歴である可能性が濃厚と判明」
「木野内栄治氏のLINEは偽物!中国系投資詐欺の可能性大」
田中 敏之は悪質投資グループの一味
これまで同じようなLINE投資グループをいくつも調べてきたので、「またか」という感想しかありませんが田中 敏之は実在しない投資家である可能性が濃厚です。
他人の画像を利用し、ありもしない経歴をでっち上げ自分たちの業者へと誘導することが目的になっています。
すでにおわかりだと思いますが、投資するのは避けた方が無難です。
最近は「XANK」のように評判上々の投資サービスもあったりします。
LINE投資グループの被害に遭った方の中には、XANKを利用し資金を取り戻した方もいるようです。
気になる方は個別記事をどうぞ。
田中敏之とFirsts取引所は投資詐欺なのか検証してみた