仮想通貨ファクトムは日本ではあまり知名度がありませんが、一部では将来性のある通貨として注目の集まっている仮想通貨です。
今回はファクトムの将来性と今後を調査、価格が上がる可能性について迫っていきます。
日本でも購入可能ですので、購入を検討されている方はぜひ参考になさってくださいね。
ファクトムの将来性は微妙
結論を先に申し上げておくと、投資先としてファクトムの将来性はそれほどなく、今後価格上昇の可能性も高くないと言えます。
ただ、ネット上を見てみると、「ファクトムは将来性が高い」という意見も多数見られますね。
現在、ネット上でファクトムに将来性があると言われている理由は次の点です。
- 多くの資金提供を受けている
- 実用化への期待度が高い
多くの資金提供を受けている
これについては、多くの資金提供を受けている=将来性があるということにはなりません。
ビルゲイツ財団が500万ドル(約5億円)の資金提供をしているとも言われていますが、2020年の4月にはファクトムの開発元の企業が解散を発表しています。
速報
日本仮想通貨銘柄のファクトム(FCT)、運営会社が解散・会社清算手続きへhttps://t.co/ziuKBRj7W3— CoinPost -仮想通貨情報サイト-【iOS版アプリリリース】 (@coin_post) April 2, 2020
その理由がなんと「運営資金不足」にあるということです。
提供された多額の資金はどこへ行ってしまったのか、謎は深まるばかり。
ファクトム(factom)のシステム・プロトコルは開発を発表したファクトム社の所有物ではなく、プロジェクトの進展には直接影響はないということですが、少なからずマイナスに働くのは間違いないでしょう。
実用化への期待度が高い
そもそもファクトムの仮想通貨としてのコンセプトは、紙媒体だった書類をブロックチェーン上に保管し、利便性を高めたりコストを削減すること。
そして、その主力プロジェクトとして「ファクトムハーモニー」と「DLoc」の二つがあります。
「ファクトムハーモニー」はアメリカの住宅ローンデータを効率的に管理しようとするプロジェクト。
今まで紙で管理していたものをファクトムのプラットフォーム上で管理できれば、様々なコストや手間が省けるようになるということですね。
対して「DLoc」はQRコード、バーコードを用いることでウェブ上からデータを引き出せるようにするプロジェクト。
主に医療分野での実用化に期待されており、カルテもファクトムのプラットフォーム上で共有が可能。
例えば、普段はかかりつけではない病院に行く際にも、「DLoc」の技術によって患者の情報をスムーズに把握できるようになるのです。
もしこれらが実用化できるようになれば、大きな変革をもたらす可能性も高いのですが、現時点ではどこまでプロジェクトが進んでいるのか不透明。
上述した開発元企業の解散のニュース後は、目立った最新情報も出ていないのが現実です。
そもそも知名度が低い
仮想通貨の価格上昇を狙うポイントとしては、知名度を上げて取引量を増やすことも重要となります。
その点、ファクトムは2020年8月17日現在、時価総額ランキングは142位です。
時価総額ランキングの高さ=投資家からの注目度の高さとも言えますので、ファクトムは注目度もそれほど高くはないと言えるでしょう。
取り扱っている取引所の数も少なく、1日の取引量もリップルの約6000分の1程度しかありません。
日本だけではなく、世界的に見てもファクトムは知名度の低い仮想通貨と言えるでしょう。
この状況を変えていくためには、大手の取引所への上場を果たし、取引量を増やしていく必要がありますよね。
大手の取引所へ上場すれば、将来性も高まりファクトムの未来は明るくなっていくと思います。
今後の価格予想
ファクトムのプロジェクト自体の将来性にはあまり期待できませんが、それとは関係なく値動きするのが仮想通貨。
ここではファクトムのチャートを踏まえて、今後の値動きについてみていきたいと思います。
まず2019年の年初から2020年8月17日現在までのチャートを見てみましょう。
2019年頭から2020年5月にかけてファクトムは下降トレンドにありましたが、現在は脱却しています。
ただ、大きな値動きはなく、揉み合っている状況ですね。
次に直近のチャートも見ていきましょう。
2020年5月から2020年8月17日までのチャート画像です。
これを見るとファクトムは現在上昇トレンド(赤線)の中にあります。
青線の190円付近を上に抜けることができれば、そこからさらに値上がりの可能性はあるでしょう。
ファクトムの買い時とは
プロジェクトの将来性にはあまり期待できませんが、ファクトムを買うなら“早めが吉”と言えるでしょう。
理由は単純で今が上昇トレンドの中にあるから。
また、ここ数か月仮想通貨全体の盛り上がりもあり、ビットコインの価格も久しぶりに120万円台を記録しています。
今後ビットコインに限らず、アルトコイン全体への資金流入も大いに考えられるでしょう。
仮想通貨価格上昇のポイント
仮想通貨では価格上昇が起きる大きな要因があります。
- 取引所上場
- インフルエンサーの発言
取引所上場
たとえば、モナコインが2019年5月国内の大手取引所コインチェックに上場した際、価格は高騰しています。
ファクトムの場合、バイナンスなどの世界でも大手の取引所に上場すれば、価格の高騰も期待できるでしょう。
インフルエンサーの発言
たとえば、omiseGO(OMG)という仮想通貨では、2017年12月19日、それまでの上場来最高値を更新しました。
その要因の一つが、アドバイザーであるイーサリアム創設メンバーの一人Vitalik氏によるツイートだと考えられています。
Right now my favorite token model is OMG-style staking tokens. Reasons:
* Not a medium-of-exchange token
* Clear valuation model (expected discounted future tx fees minus node operation cost)
* Requires running node to get returns, not passive income (so more legally defensible)— vitalik.eth (@VitalikButerin) December 12, 2017
今私が好きなのは、OMGのようなトークンモデルだ
という発言には多くの注目が集まり、いいねの数は4000件近くもついています。
このように強い影響力を持つ人物の発言によって、大きく急騰する可能性も潜んでいるのが仮想通貨。
インフルエンサーが注目している=将来性が高い仮想通貨とも捉えられます。
インフルエンサーの発言にも注目しておいた方が良いでしょう。
購入できる取引所
ファクトムは日本の仮想通貨取引所コインチェックでも購入可能です。
海外の取引所を利用する手もありますが、国内の取引所を利用した方が分かりやすいでしょう。
まずはコインチェックの公式サイトより新規登録します。
メールアドレスとパスワードを設定後、「私はロボットではありません」の欄にチェックを入れましょう。
その後は、本人確認などを行いコインチェックの新規登録できます。
登録が完了したらアルトコイン販売所へ行き、ファクトム(FCT)を選択。
現在のレートを確認し、購入したい数量を入力し「購入する」のボタンをタップし購入完了です。
ファクトムとは
ここではファクトムとはどんな仮想通貨なのか?
軽くおさらいしておきましょう。
そもそもファクトムとは仮想通貨ではなく、ファクトムのブロックチェーンを使ったプラットフォームの名前です。
正式な通貨の名前は「ファクトイド」ですが、通貨名もファクトムと呼ぶのが一般的になっていますのであまり気にしなくても良いでしょう。
すでに軽く触れていますが、ファクトムの基本的なコンセプトは「紙媒体である書類をブロックチェーン上で管理し、コストや手間を省く」ことにあります。
医療現場のカルテや住宅ローンの書類など、今まで紙で管理していたものを全てブロックチェーンに移し、不正を防ぎつつ共有が楽になるということですね。
実現が可能なのであれば、コンセプト自体には将来性はあるでしょう。
中央集権的な運営
仮想通貨はそもそも管理者のいない「非中央集権的」なものを目指していますが、ファクトムに関しては管理者が存在しています。
その為、「仮想通貨は非中央集権であるべき」という考えの投資家にとっては受け入れがたい部分もあるでしょう。
まとめ
ファクトムは将来性のある仮想通貨という意見も少なくありません。
ただ、個人的には現時点でプロジェクト自体の将来性に期待はできないと感じています。
知名度の低さを考えても、今後は取り扱い取引所の数を増やし、取引量を増やしていくことが重要でしょう。
もしトレードによって利益を得たいと思うならば、ファクトム以外にも可能性を秘めたアルトコインはあります。
中には売買タイミングのサポートをしてくれるサービスもありますので、興味があればご覧になってみても良いでしょう。
2020/08/18
3
ビルゲイツ財団から資金提供あったりと前は結構期待してたけど、ファクトム社が解散してからはもう無理だと悟った
2020/08/02
2
ファクトムは全て売り払ってリップルに突っ込んであります
もう少しマイナーなアルトコインに仕込んでみるのもアリですね
2020/07/21
3
中身空っぽですよファクトムは。
まだ値が付いているのが不思議なくらいですね笑