APESWAP(エイプスワップファイナンス)は3月末ごろにサービスを開始し、5月現在SNSで爆発的に人気が集まり大注目のDEX(分散型取引所)です。
そこで今回はAPESWAPの始め方・使い方、独自通貨BANANAの買い方・ステーキング・ファーミング方法まで投資する上で絶対に覚えておきたいことまで解説していきます。
最初に言っておくと、APESWAPは今からでも稼げる可能性はありますが高額での運用は個人的におススメできません。
DeFiに投資するのは初めてという方は、ぜひ参考にしてみてください。
APESWAPとは
APESWAPはBSC(バイナンススマートチェーン)上に展開されているDEX(分散型取引所)サービスです。
DEXとは?クリックして表示
DEX(分散型取引所)とは、管理者のいない仮想通貨取引所です。
管理者が存在しないことで無駄に高い手数料を取られることもなく、秘密鍵を自分で管理するでハッキングのリスクも抑えられます。
また、仮想通貨のトレードに必要な流動性を提供する代わりに、金利を受け取れるサービスもあり人気となっています。
簡単に言うとAPESWAPに仮想通貨を預け入れることで、その報酬として金利を得られる仕組み。
サービス開始直後と比較すると利回りも落ち着いてきたようですが、5月現在でも単利の年間利回りで330%、複利になると2500%を超えています。
銀行の利回りと比較すると、驚異的な年間利回りと言えるでしょう。
また、DEX(分散型取引所)なので、APESWAP上で仮想通貨同士をスワップ(交換)することもできます。
APESWAPの独自通貨がバナナモチーフのApeSwap Finance(BANANA)なので、基本的な流れは金利として仮想通貨BANANAを受け取り稼いでいくことになります。
APESWAPの稼ぎ方は3つ
APESWAPでは基本的に仮想通貨を預け入れることで稼いでいきます。
現時点で言えば、稼げる可能性は高いと言えるでしょう。
- 流動性を提供してBANANAを受け取る
- 仮想通貨BANANAを預け入れて枚数を増やす
- 仮想通貨BANANAの値上がりで稼ぐ
流動性を提供してBANANAを受け取る
DEX(分散型取引所)では管理者が存在していませんので、流動性を提供してくれる人がいないと取引所として稼働しません。
そこで流動性を提供してくれる人に対して、報酬として金利を支払おうというわけですね。
最近流行りのDEXでは基本的な稼ぎ方で、これをイールドファーミングといいます。
イールドファーミングをするためには、1:1の割合でペアの仮想通貨を預ける必要があるので注意しましょう。
APESWAPの場合はイールドファーミングすることによって仮想通貨BANANAを受け取れます。
現在の年間利回りは300%を超え、複利で運用すれば1600%の利回りです。
仮想通貨BANANAを預け入れて枚数を増やす
イールドファーミングによって得られたBANANAトークンをステーキングすることで、さらに枚数を増やすことができます。
ステーキングを簡単にいえば、ペアではなく単一コインで預け入れる仕組みです。
流動性を提供するイールドファーミングよりは利回りが落ちますが、売らずにBANANAを保有するつもりであればステーキングした方が少しでも多く稼げるでしょう。
仮想通貨BANANAの値上がりで稼ぐ
APESWAPのイールドファーミングとステーキングによって得られたBANANAが高騰すれば、その分売却益を得られます。
4月20日時点では100円ほどだったBANANAトークンも2週間で10倍に値上がりし、1200円台となりました。
2週間で10倍に高騰したと考えると夢がある話ですよね。
10万円分のBANANAを持っていたら、100万円になったわけですから。
仮想通貨BANANAは将来性あり
仮想通貨BANANAは現在下落トレンドに入っていますが、中長期的に見ればまだまだ高騰の可能性を秘めています。
BSC関連のDEXで人気のパンケーキスワップの独自通貨CAKEを例に挙げると、長期的に見れば高騰しています。
APESWAP自体の勢いもあり、BSC関連のDEXで言えば上から5番目の人気。
直近でややユーザーの減少が見られますが取引高自体は大きな現象はなく、今後のマーケティング次第ではさらにユーザー数を伸ばせる可能性も高いです。
また、仮想通貨BANANAはまだ大手の取引所に上場していない点もポイントでしょう。
BSC銘柄ということもあり、最大手取引所バイナンスへの上場も十分考えられます。
パンケーキスワップという大きな存在があるだけに同じ値動きを辿ると言い切れませんが、BANANAも長期的に高騰する可能性が十分あるでしょう。
仮想通貨BANANAのように高騰期待の仮想通貨に投資したい方は、アルトコインの急騰予測を行うサービスを参考にしてみてもいいかもしれません。
APESWAPの使い方
APESWAPのようなDEXは基本的に似たような作りになっています。
過去にパンケーキスワップなどを利用したことがある方は、読み飛ばしてもらっても問題ありません。
APESWAPの基本的な始め方は下記の通りです。
APESWAPの最新利回りは公式サイトを確認してみてください。
- バイナンスに登録
- BNBを購入
- BNBをメタマスクに送金
- APESWAPで仮想通貨BANANAを購入
- 流動性を提供
- 仮想通貨BANANAをステーキング
バイナンスへ登録
APESWAPはBSC(バイナンススマートチェーン)上に展開されているため、手数料としてBNB(バイナンスコイン)が必要になります。
取引を行う度にBNBが数十円~数百円必要になるので、BNBはあらかじめ多めに購入しておきましょう。
まずバイナンスをまだ開設していない方は、公式サイトにアクセスし登録する必要があります。
メールアドレスまたは電話番号で登録できますので、お好きな方を選択し入力しましょう。
次にパスワード設定ですが、最低8文字以上・大文字1つ以上・数字を1つ以上必要なので注意してください。
その後、利用規約に同意し「アカウント作成」をクリックすれば取引所開設完了です。
バイナンスの開設が完了したら国内取引所からバイナンスへ仮想通貨を入金しておきましょう。
送金手数料を考えると、リップルでの送金が手数料を安く抑えられます。
バイナンスでBNBを購入
バイナンスでBNBを購入するならば、トレードを行うよりもコンバート(変換)した方がお手軽です。
コンバートするにはメニューの「トレード」から「コンバート」を選択します。
変換元となる保有中の通貨を選択し、変換先にBNBを選びましょう。
後はAPESWAPに投資したい額+手数料分の金額を入力し「コンバートプレビュー」をクリック。
次の確認画面でレートを確認し承認します。
BNBをメタマスクに送金
メタマスクは仮想通貨ウォレットの一つで、DeFi関連のサービスへ投資するならば必需品ともいえます。
パソコンの他スマホでも利用可能なので、まだ作成していない方はアプリストアより検索しインストールしましょう。
「スマホ版メタマスクの使い方をウォレット作成から応用まで解説」
また、メタマスクをBSCに接続するためにはネットワークを切り替える必要があります。
BSCネットワークへの切り替え方クリックして表示
メタマスク内の「setting」→「network」の順に選択します。
次に「Add network」から「カスタムRPC」を選択。
Network Name – Binance Smart Chain
RPC Url – https://bsc-dataseed.binance.org
Chain ID – 56
Symbol – BNB
Block Explore URL – https://bscscan.com/
それぞれの対応箇所に上記のように入力すれば設定完了です。
スマホであればメタマスクのウォレット画面時、上部のネットワーク名をタップすれば自由に切り替えができます。
BSCへの接続が終わったら、BNBの入金アドレスをコピーし、バイナンスの出金先アドレスへと貼り付けます。
BSC(バイナンススマートチェーン)に接続されたメタマスクへ送金するので、ネットワークはBSCを選択してください。
後は出金したい額を選択し、出金ボタンをクリックすれば完了です。
APESWAPで仮想通貨BANANAを購入
メタマスクにBNBが着金したことを確認したら、メタマスクのブラウザより「apeswap」と検索し公式サイトにアクセスしてください。
APESWAPにアクセスできたら、右上の「Connect」からメタマスクを選択し接続していきます。
接続が終わったらメニューの「TRADE」より「Exchange」を選択。
画像のようにBNBからBANANAへの交換となるようにトークンを選択し、購入したい数量をいれていきます。
イールドファーミングでは1:1の割合で預ける必要があるので、全て交換はせずBNBを半分以上残しておきましょう。
また、手数料で支払う分のBNBも残しておく必要があるのでお忘れなく。
流動性を提供しファーミング
BNBで仮想通貨BANANAを購入できたら、BNB/BANANAのペアで流動性を提供していきます。※必ずしもBNBとのペアである必要はありません。
「Trade」から「Liquidity」を選択し、BNBとBANANAのペアを選択します。
繰り返しになりますが預け入れるのは1:1の割合なので、どちらかを入力すれば他方は自動的に入力されます。
流動性を提供したい数量が決まったら「Supply」を選択すれば完了です。
流動性を提供した証明としてLPトークンが発行されるので、このLP(Liquidity Provider)トークンをファーミングしていきます。
メニューの「Farms」を選択し、作成した「BANANA-BNB LP」というトークンを「Approve Contract」した後に「Stake LP」します。
LPトークンを最大で預け「Confirm」をクリックすればファーミング完了です。
ファーミングが完了すると、「BANANA EARNED」に金利が貯まっていくので定期的に「Harvest」をクリックし収穫していきます。
「BANANA-BNB LP STAKED」横の-と+でLPトークンの引き出しと追加が可能です。
ファーミングをやめて元の仮想通貨BANANAとBNBに戻したい時には、「-」をクリックしてステーキングを解除します。
その後「Trade」の「Liquidity」にBNB/BANANAペアを入力すると、「LP token in your wallet」の欄に現在保有中のLPトークンが表示されるので、「REMOVE」をすれば元の仮想通貨に戻ります。
BANANAをステーキング
ファーミングによって得られた仮想通貨BANANAをさらにステーキングすることで、さらに効率的に枚数を増やすことができます。
せっかくなのでステーキングまでの流れも覚えておきましょう。
ステーキングはメニューから「Pool」を選択します。
「BANANA Pool」の「Approve BANANA」をクリックするとトランザクションが実行されるので少し待ちましょう。
トランザクションが完了したら「+」ボタンを押し、預けるBANANAの数量を入力します。
確認し問題なければ、「confirm」をクリックすればステーキング完了です。
APESWAP投資前に覚えておきたいこと
APESWAPで稼げる可能性があるのはたしかですが、同時にリスクがあるのもたしか。
そこでAPESWAP投資前に覚えておきたいことを抑えておきましょう。
- 利回りが下がる
- BANANAが暴落する可能性
- 最悪売れなくなる
利回りが下がる
APESWAPに限らずどのDEXにも言えることですが、流動性を提供してくれる人が増えるほど一人当たりの金利は減っていきます。
5月4日あたりではイールドファーミングの年間利回りは500%以上ありましたが、10日現在320%ほどまで下がってきているのです。
今後も利回りは下落傾向になると考えられますので、早期参入者に大きなメリットがあると言えます。
仮想通貨BANANAが暴落する可能性
5月10日現在1BANANAは700円前後ですが、すでにチャートは下落トレンドに入っています。
高騰の可能性は十分ありますが、このまま仮想通貨BANANAの価格が下がり続けてしまうと金利としてもらったBANANAの価値が下がります。
それにイールドファーミングとして預け入れているBANANA自体の価値も下がるので、利益どころか損失を被る可能性もあるでしょう。
最悪売れなくなる
APESWAPでいえば売れなくなる危険性はそれほど高くありませんが注意は必要ですね。
DEXはユーザーによって流動性が提供されることで取引所として成り立っています。
つまり流動性が著しく低下してしまえば、トレードすること自体が困難となってしまうのです。
ちなみに運営側が意図的に流動性を引き抜くことをラグプルと言い、詐欺的行為となっています。
似たようなDEXが次々とオープンしている現状を踏まえると、ラグプルに合わないことが最重要です。
APESWAPも流動性が極端に減り始めたら危険なので、APESWAPの分析ツールで流動性の変化をチェックしておくといいかもしれません。
APESWAPの使い方まとめ
APESWAP(エイプスワップファイナンス)はBSCを利用した人気DEX(分散型取引所)。
イールドファーミングによって得られる年間金利は300%を超えており、稼げる可能性は高いと言えます。
仮想通貨BANANAのバイナンス上場の可能性もあり、中長期的に見れば値上がりの余地があります。
もちろんリスクがあるのはたしかなのでいきなり多額の資金で運用はせず、まずは少額からの運用がいいかもしれませんね。
APESWAPの使い方と仮想通貨BANANAで稼げる可能性は?