仮想通貨アルゴランド(ALGO)とは
アルゴランド(ALGO)は次世代のブロックチェーンともいわれるアルゴランドが発行する仮想通貨です。
イーサリアムが抱えている取引手数料高騰などの問題を解決可能として期待されています。
アルゴランドは、マサチューセッツ工科大学の教授であるSilvio Micaoi氏によって創業され、2019年9月にメインネットが公開されました。
2020年12月には1日当たり100万件の取引を処理し、2021年5月にはネットワーク上のアカウント数が1,000万を超えています。
仮想通貨の時価総額ランキングも22位と上位に食い込み、注目度の高さが伺えます。
そんなアルゴランドの主な特徴は次の3つ。
- 独自の取引承認方法を採用
- オープンソースで開発されている
- ハードフォークが起きない仕組み
独自の取引承認方法を採用
アルゴランド(ALGO)は、独自のPPoS(ピュア・プルーフ・オブ・ステーク)という取引承認方法を採用しています。
取引承認仮想通貨方法とは仮想通貨のマイニングに参加し、報酬を受け取るための手段です。
PPoSは様々なネットワークで採用されているPoW(プルーフ・オブ・ワーク)とPoS(プルーフ・オブ・ステーク)より、多くの利点を持ち合わせています。
PoWの場合は高度な計算能力を必要とするため電力の消費がとても多く、ブロックがネットワークに伝達するのに時間がかかってしまうといったデメリットがあります。
PoSは多く仮想通貨を保有しなければマイニングに参加できないというデメリットが存在しています。
PPoSには仮想通貨の保有数が少ない人でも手軽にマイニングに参加できる仕組みです。
このようにPPoSは電力消費を抑えながら手軽にマイニングでき、PoWとPoSのデメリットを解消できます。
PPoSという他と違った独自のブロックチェーンネットワークの在り方を採用している点が、アルゴランド(ALGO)の特徴となっています。
オープンソースで開発されている
アルゴランドは、自由に誰でも利用できるソースを活用して開発することができるオープンソースとなっています。
オープンソースにすることにより開発に参入するハードルを低くすることができるので、開発が活発化してアルゴランドがより発展しやすくなっています。
また、オープンソースで開発されていることで、透明性が増し不正が行われるリスクも抑えられます。
ハードフォークが起きない仕組み
ハードフォークとは、意見の違いなどで仮想通貨が複数のチェーンに分かれることを言います。
過去にビットコインやイーサリアムがハードフォークを行い、ビットコインキャッシュやイーサリアムクラシックが新たに誕生しました。
アルゴランドではこのようなハードフォークが起きるようなことはありません。
ハードフォークしてしまうと投資家の資金が分散してしまい、仮想通貨の価格にも影響があります。
ハードフォークされないことでALGOのみに資金が集まるため、価格が上がりやすいメリットがあります。
ではなぜアルゴランド(ALGO)の将来性に期待が集まっているのか?次にその背景を紹介します。
アルゴランド(ALGO)の将来性に期待される理由
アルゴランド(ALGO)が多くの投資家から期待されている理由は次の3つです。
- 急速に導入が加速している
- ステーキングできる
- 高い処理能力を誇っている
急速に導入が加速している
アルゴランドを利用する組織やプロジェクトは2020年から右肩上がりに増加しています。
例えば、著作権管理組織であるSIAEがアルゴランド上で450万件のNFTを作成。
アルゴランドのNFT市場を拡大するために1,000万ドル(10億円)規模のファンドを立ち上げなどが挙げられます。
今後もアルゴランドはユーザー獲得に向け提携を進めていくと予想されるので、アルゴランドチェーン拡大の流れは続く可能性が高いです。
ステーキングできる
ALGOトークンは売買だけでなくステーキングもすることができます。
ステーキングとは仮想通貨を保有することで金利を受け取るサービスのこと。
ALGOのステーキングができるのは、バイナンスやアルゴランドウォレット、KuCoinでなど行えます。
ALGOを複数の取引所やウォレットでステーキングできることによってALGOの売り圧を減らせ、価格上昇に繋がりやすくなります。
高い処理能力を誇っている
アルゴランドは高い処理能力を誇り、イーサリアムキラーと呼ばれるブロックチェーンの1つです。
2020年から仮想通貨のトレンドとなっているDeFi(分散型金融)の多くはイーサリアムを利用して稼働しています。
ところがユーザーが増え取引量が急増したことで、イーサリアムの処理能力を超えてしまい、取引遅延や手数料の高騰が引き起っています。
取引の高速処理が可能なアルゴランドは、そんなイーサリアムの問題を解決可能として注目が集まっているのです。
アルゴランドは高速処理ができるがゆえに、取引遅延が起きることはほぼありません。
その結果、手数料を安く抑えられ、ユーザーの利便性向上にも繋がっています。
ALGO今後の価格動向
ALGOは2020年11月からの1年間で、およそ10倍もの高騰を遂げました。
アルゴランドを利用する組織やプロジェクトが急速に増えていることを踏まえると、ALGOが中長期的に高騰する可能性は高いと見ています。
具体的には、1,000円を超える可能性も十分にあるでしょう。
アルゴランドがライバルとする仮想通貨より注目を浴びるため、プロジェクトや企業との提携を増やすことで差別化が必要になります。
類似プロジェクトとの差別化ができれば、ALGOの価格が高騰する可能性は高まるでしょう。
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アルゴランド(ALGO)のお得な買い方
ALGOは国内の仮想通貨取引所では買えません。
今回はALGOの取引が最も多いバイナンスでの購入方法について解説していきます。
バイナンスを利用されていない方は、公式サイトより口座開設を行いましょう。
国内取引所で仮想通貨購入
バイナンスの口座開設をして準備ができましたら、まず国内の仮想通貨取引所から仮想通貨を購入しましょう。
今回は送金手数料が無料で人気のGMOコインで、BTC(ビットコイン)を購入する方法を紹介していきます。
他の取引所から送金する際、手数料が無料でない場合はXRPやXLMだと手数料を安く抑えて送ることができます。
はじめにGMOコインの「取引所現物レート」と記載されている欄から「取引所」をタップし、「BTC」を選択してください。
注文画面でまず「購入」をタップし、「成行注文」もしくは「指値注文」を選び、「金額」を入力します。
全て記載できましたら、「確認画面へ」を押すと注文することができます。
急ぎでない方は指値注文だと成行注文より安く仮想通貨を購入することができます。
BTCの購入ができましたら、次はバイナンスへ送金していきましょう。
バイナンスへ送金
BTCの購入を終えたら、次はバイナンスに入金します。
バイナンスにBTCを入金するために、まずGMOコインの画面で「送付」の欄から、「暗号資産」を選択します。
次にビットコイン(BTC)を選び、バイナンスに入金したい金額を入力します。
続いて、バイナンスに入金するためのアドレスを準備していきます。
バイナンスにログインして、「ウォレット」の欄から、「フィアットと現物」をクリックしてください。
仮想通貨の検索ボックスにBTCと入力し、ビットコイン(BTC)と記載されている行の「入金」をクリックしてください。
切り替わった画面で仮想通貨がBTCであるか確認し、記載されている「アドレス」をコピーして、GMOコインの「ビットコインアドレス」の欄に貼り付けましょう。
「名称(ニックネーム)」の箇所には、「binance btc」や「binance test」などと入力し、「登録ボタン」をクリックしてください。
次に「SMSで2段階認証コードを受け取る」をクリックし、登録した電話番号宛に認証コードが送られてきますので、6桁の認証コードを入力しましょう。
「確認画面へ」をクリックすると、送金することができます。
バイナンスで仮想通貨を交換
バイナンスでALGOを購入できるのは、BNB・USDT・BUSDの3種類のみとなっています。
そのためコンバートという機能を使って、入金したBTCをALGOに交換可能な3種類のいずれかに換えます。
今回は価格変動の影響を受けにくいUSDTに交換する方法を説明します。
バイナンスの画面上部にある「トレード」の欄から、「コンバート」を選択します。
「振替元」の欄にBTCを、「振替先」箇所にUSDTを表示させます。
あとは「金額」を入力し、「コンバートプレビュー」を押しますと、USDTに交換することができます。
バイナンスでALGO購入
続いて、注文画面で実際にRAYトークンを購入していきます。
画面の「トレード」の箇所から「クラシック」もしくは「アドバンス」をクリックしてください。
右上の「検索」の箇所で、「ALGO」と入力してALGO/USDTのペアを探して選択します。
ALGOを購入するために注文方法3つあり、「リミット」という注文方法で解説していきます。
リミットは、国内仮想通貨取引所では指値注文のことで、手数料が安く済ますことができるためリミット注文をすると良いでしょう。
また、「マーケット」は成行注文のことで、「ストップリミット」は逆指値のことです。
注文画面の「現物」の欄から、「リミット」を選択します。
リミット注文は、指定する金額によって注文が約定するまでに時間がかかる場合があります。
購入したい価格と購入したいALGOの数量を入力し、「購入」を押しますと注文することができます。
注文が約定しましたら、ALGOの購入は終了となります。
ALGOをステーキングする方法
ALGOトークンを中長期で保有していくなら、ステーキングすると効率的に稼げます。
ALGOトークンをバイナンスでステーキングする方法を解説していきます。
まず、バイナンスのログイン後の画面から、上部の「ファイナンス」の欄から「バイナンスアーニング」をクリックします。
表示された画面で、定期ステーキングの「詳細」をクリックします。
切り替わった画面にある検索窓に「ALGO」と入力し、ALGOトークンの期間を決めて、「今すぐステーク」を選択します。
申し込み画面に変わり、再度期間を確認して「預け入れる金額」を入力し、規約を確認して「ボックス内」にチェックを入れます。
仮に90日間定期ステーキングする場合、3ヶ月間預ける仮想通貨を利用することが基本的にはできませんので、大丈夫であるか再度確認してください。
全て記載を終えましたら、「購入確認」をクリックしますと定期ステーキングすることができます。
また、期間を選択する際に枠が埋まってしまっている場合は、ステーキングできないことがあります。
アルゴランド(ALGO)のまとめ
アルゴランドは取引の高速処理が可能で、イーサリアムが抱える問題を解決できるとして注目されています。
また、アルゴランドはプロジェクトとの提携を積極的に進め、ユーザーは右肩上がりに増加。
アルゴランドのユーザー数が増えるほど、ALGOの価格高騰にも期待できるでしょう。
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